Steps



vol.26 消費税

普段、私たちが買い物をするときに支払っている消費税、会社やお店はその後どのように扱っているのでしょうか? その仕組みと会計処理を解説いたします!

二次不等式の解と係数 …なんて話は出てきません。
足し算、引き算(あと掛け算、割り算もちょっとだけ)ができれば大丈夫の簿記3級。気軽な気持ちで読んでくれたらうれしいです。お風呂上がりのひとときに是非どうぞ!

 

消費税とは

物品やサービスを消費する人を「消費者(しょうひしゃ)」といいます。

消費税とは、消費者が物品を購入したり、サービスを利用する際に課せられる税金です。
負担するのは消費者ですが、納税は消費者に変わって物品やサービスを提供した事業者(会社やお店)が行います。

このように負担する人、物品やサービスを提供した事業者など、別の人を通じて納める税金を「間接税(かんせつぜい)」といいます。

一方で、負担する人が直接納める税金のことは「直接税(ちょくせつぜい)」といいます。

 

消費税は、医療や住居、教育など一部をのぞき、国内で行われるほぼ全ての物品やサービスが課税の対象です。(海外でのお買い物には消費税はかかりません。)

 

 

消費税が納付されるまでの流れ

一つの商品が作られて、最終的に消費者の手元に届くまでの流れでは、たくさんの売買が行われています。

売った所がそれぞれで受け取った消費税をそのまま納めると、商品の消費は1回だけなのに何重もの消費税がかかってしまいます。

 

 

そうはならないよう、それぞれの事業者は売上に対する消費税から仕入に対する消費税を差引いた金額を納める仕組みで成り立っています。

 

納税額 = 売上に対する消費税 – 仕入に対する消費税

 

 

消費税の会計処理

消費税の会計処理は、税抜方式と税込方式の2種類のやり方があります。どちらを選んでもOKです!
簿記3級では「税抜方式」が範囲です。

 

税抜会計では4つのタイミングで処理します。

 

支払った消費税は「仮払消費税(かりばらいしょうひぜい)」受け取った消費税は「仮受消費税(かりうけしょうひぜい)」として日々記録しておき、決算時に集計して差額(仮受消費税 – 仮払消費税)を「未払消費税(みばらいしょうひぜい)」に振替ます。納税したらこの未払消費税の残高を減少し消滅させます。

日々の仕訳として、「買ったとき」と「売ったとき」の会計処理を見ていきましょう!

 

 

商品を仕入れたとき

メーカーから10,000円の商品を仕入れ、税込代金11,000円を現金で支払った。


\答え/

借方 金額 貸方 金額
仕入 10,000 現金 11,000
仮払消費税 1,000    

\解説/

 

税抜方式では本体価格と消費税を分けて記入します。

商品を仕入れたということで、費用の増加です。ホームポジションである借方に記入します。金額は税抜の10,000円です。

支払った消費税は「仮払消費税(かりばらいしょうひぜい)」勘定を使います。仮払消費税はその商品を後で売ったときに仮受消費税として戻ってくると考え、資産として扱います。
支払えば仮払消費税の残高が増えますので、資産の増加です。ホームポジションである借方に記入します。

現金にて支払っていますので、資産が減少します。ホームポジションの逆側の貸方に記入します。

答えを確認

 

 

 

商品を販売したとき

お客様に本体価格20,000円の商品を販売し、税込代金の22,000円を現金で受け取った。


\答え/

借方 金額 貸方 金額
現金 22,000 売上 20,000
     仮受消費税 2,000 

\解説/

 

税抜方式では本体価格と消費税を分けて記入します。

現金を受け取っていますので、資産の増加です。ホームポジションである借方に記入します。

商品を販売したら売上残高が増加します。収益の増加です。ホームポジションである貸方に記入します。金額は税抜の20,000円です。

受け取った消費税は「仮受消費税(かりうけしょうひぜい)」勘定を使います。仮受消費税はいずれ支払う義務になると考え、負債として扱います。
受け取れば仮受消費税の残高が増えますので、負債の増加です。ホームポジションである貸方に記入します。

答えを確認

 

 


消費税の仕組みと、日々の会計処理についてのお話しはこれでおしまい。
資産と負債のいろいろ話は終了!

次は収益や費用についてです。

このページの下の方に「次へ」リンクがあります。タップしてお進みください。

タイトルとURLをコピーしました