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vol.25 差入保証金

契約した内容の通りにやってもらうための保証として差し入れるお金のことを差入保証金といいます。
具体的にどんな場合に登場するのか?考え方や会計処理をご紹介いたします!

絶対値を含む不等式の証明 …なんて話は出てきません。
足し算、引き算(あと掛け算、割り算もちょっとだけ)ができれば大丈夫の簿記3級。気軽な気持ちで読んでくれたらうれしいです。洗濯機を回してる間にでも是非どうぞ!

 

差入保証金とは

差入保証金(さしいれほしょうきん)」とは、債務者が債権者に対して、「契約した内容の通りに義務を果たします。」ということを保証するため「もし果たせなかった場合は、これを没収してください。」ということで渡すお金のことです。

このように、義務を果たすことを保証するために代わりに何かを渡すことを「担保(たんぽ)する」といいます。

そして、契約する際に相手に何かを渡すことを「差し入れる(さしいれる)」といいます。

 

何も問題なく契約が終了すれば、担保として差し入れた「差入保証金」は全額が返ってきます。 しかし、義務が果たせなかったり何か問題があれば、契約時に保証した分だけ金額は返ってこずに没収されます。

 

 

差入保証金の登場シーン

差入保証金が登場する代表的例を紹介いたします。これらは差入保証金の種類です。

 

敷金(しききん)

お部屋を借りる時、「借主はちゃんと家賃を払います。借りたお部屋は傷つけずに借りた時のままの状態でお返しします」ということを担保するために差し出すお金のこと。

家賃の1〜2ヶ月程度のお金を借主が大家さんに預けておきます。何も問題がなければ契約終了時(お部屋を返して出る時)に、借主に全額が戻ってきます。

しかし、家賃を滞納すると敷金から差し引かれて支払いに使われます。 その他にも、お部屋を傷つけてしまった場合には修繕費などで使われます。

使われたお金は借主に戻ってきません。お部屋を返して出る時に、預けたお金から使われたお金を差し引いた残額だけが返されます。

 

営業保証金(えいぎょうほしょうきん)

会社やお店が営業を行う際、「サービスを問題なく提供します」ということを担保するために差し出すお金のこと。

万が一倒産してしまったなどの理由で、そのサービスが提供できなくなった場合、お客様が支払った金額を返金するために使わたりします。

もちろん、使われたお金は戻ってきません。

 

その他にも、建設協力金、入札保証金、ゴルフ会員権、機械や設備のリースなどなど。 いろんな所で登場してきますので、「これは差入保証金だ!」というものが出てきたら同じように処理してください。

 

 

差入保証金の会計処理

差入保証金は何か問題があった場合のために一時的に預けておくお金のことです。後で戻ってくるという権利があります。権利というのは資産です。支払い時は資産の増加、返金時は資産の減少として処理します。

 

保証金を差し入れたとき

新規の仕入れ先と契約を締結し、保証金として500,000の小切手を振り出して支払った。


\答え/

借方 金額 貸方 金額
差入保証金 500,000 当座預金 500,000

\解説/

 

新規の仕入れ先と契約する際、仕入れ代金の支払いが滞った場合の担保として保証金を要求されることがあります。「差入保証金(さしいれほしょうきん)」勘定を使います。
問題がなければ後で返金されるという権利がありますので、資産です。資産が増加しますのでホームポジションである借方に記入します。

小切手を振り出して支払っていますので、資産である当座預金残高が減少します。ホームポジションの逆側の貸方に記入します。

答えを確認

 

 


差入保証金のお話しはこれでおしまい。
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