Steps



vol.15 当座借越について

残高ゼロでもお金を引き出せちゃう「当座借越」! 説明します。

約数、倍数…なんてことは出てきません。
足し算、引き算(あと掛け算、割り算もちょっとだけ)ができれば大丈夫の簿記3級。気軽な気持ちで読んでくれたらうれしいです。電車を待っている間にでもどうぞ。

 

当座借越(とうざかりこし)

通常は銀行口座の残高よりも多くのお金を引き出すことができないです。当座預金も同じです。
ところが、事前に銀行と「当座借越契約(とうざかりこしけいやく)」を結んでおくと契約で決めた限度額まで銀行が立て替えてくれて、お金を引き出すことができるようになります。

例えば、当座借越契約で決めた限度額が100,000円だったとします。
当座預金の口座残高が5,000円だったとすると、105,000円まで引き出すことができるということです。

この時に当座預金の入出金明細をみると、残高は -100,000(マイナス)と表示されます。

残高がマイナスということは、銀行にお金を借りている状態とみなされます。
通常、お金を借りる時、その都度で審査を受けて、借入の契約をする必要がありますが、一度「当座借越契約」をしておけば、その都度の審査や追加の契約がいりません。

 

 

当座借越の会計処理

日々の仕訳では、残高がマイナスだろうがなんであれ、とにかく「当座預金」勘定を使って処理します。そして、決算書を作る時(決算処理)に、残高がマイナスであれば「当座借越」や「借入金」といった負債の勘定科目に振り替えます。(決算処理についてはまた別に投稿します!)

それでは日々の仕訳をどうするか?見てみましょう。

銀行と限度額100,000円の当座借越契約を結んでおり、今の当座預金の残高は30,000円である。

A商店から90,000円の商品を仕入れ、代金は小切手を振出して支払った。


\答え/

借方 金額 貸方 金額
仕入 90,000 当座預金 90,000

\解説/


仕入れたということで、費用の増加、ホームポジションである借方に記入します。
そして「当座預金」です。資産が減少しますので、ホームポジションの逆側である貸方に記入します。

残高がマイナスだとしても、日々の仕訳では気にせずに「当座預金」勘定をつかうことがポイントです。

もともとの口座残高が 30,000円のところ、90,000円を引き出したので、この時の当座預金残高は -60,000円(マイナス)です。銀行から一時的に60,000円借りている状態ということです。

答えを確認

 


当座借越についてのお話しはこれでおしまい。
このページの下の方にリンクがありますのでタップして次に進んでください。

タイトルとURLをコピーしました