仕訳(記録)



vol.11 現金残高がズレた時の対処法!【現金過不足】

しっかりやってるつもりでも、ついついミスがでちゃう。現金の管理は一番しっかりしないとならないのに記録した内容と実際の金額って、どうしてもズレちゃうことってあるんです。そんな時はとっても便利な「現金過不足」という勘定科目を使って対処します。その使い方を解説いたします。

2次式、3次式の因数分解…なんて話しは出てきません。
足し算、引き算(あと掛け算、割り算もちょっとだけ)ができれば大丈夫の簿記3級。気軽な気持ちで読んでくれたらうれしいです。朝、目覚めの運動として是非どうぞ。

 

現金過不足とは?

会計(簿記)では、日々の活動内容を仕訳というスタイルで記録しています。そして、各勘定科目毎に集計して、どの勘定科目に残高がいくらあるのかを把握できるようにしておきます。
このように仕訳の内容を集計して算出した残高のことを「帳簿残高(ちょうぼざんだか)」といいます。

一方で、実際、手許にあるものを集計して算出した残高のことを「実際有高(じっさいありだか)」といいます。

実際に起きた出来事ことが、そのまま正確に仕訳(記録)できていたら、帳簿残高と実際有高は必ず一致します。だがしかし、現実問題これが一致しないこともありまして…
とくに現金は、普通預金などとは違い、機械ではなく人が管理することもありズレてしまいがちです。これを「現金過不足(げんきんかふそく)」と呼び、一致しない原因をとことん調査して、明らかにします。

 

現金はとても重要で、かつ過不足が起こりやすく、また起こると大変なので、他の勘定科目とは違い、毎日集計して誤差がないことをチェックします。

 

まとめ

現金について、帳簿残高実際有高の金額が一致しないこと。
現金過不足が起こったら、とことん調査して原因を明らかにする。
(↑タップして答えを確認)

 

現金過不足が起こったら?

現金の帳簿残高と実際有高にズレがあることを見つけたら、不一致の原因をとことん調査して明らかにします。

ズレを見つけたタイミングでは、とりあえず帳簿残高を実際残高に合わせるように調整します。
一時的にその差額を「現金過不足(げんきんかふそく)」勘定を使って仕訳を投入し、強引に合わせます。

そして、原因が判明したら「現金過不足」を正しい勘定科目に振り替えます。

この「現金過不足」勘定は、一時的に仮置きしておく為のものです。5大要素のどれにも当てはまりません。あくまで仮置きのものなので最終的には5大要素のどれかに振り返えます。

 

現金過不足の会計処理

不一致が発生したとき

現金を集計したところ、帳簿残高 163,000円に対し、実際有高 183,000円で一致していないことを発見した。

\答え/

借方 金額 貸方 金額
現金 20,000 現金過不足 20,000

\解説/
帳簿残高 163,000円、実際有高 183,000円なので、帳簿残高が 20,000円足りません。
まずは、帳簿残高を実際有高の金額に強引に合わせるための仕訳を投入します。

現金が 20,000円足りないので、現金を強引に20,000円増加させます。そして、相手方には「現金過不足」という勘定科目を使って穴埋めしときます。

答えを確認

 

不一致の原因が判明したとき

以前に処理していた現金過不足額 20,000円のうち、10,000円は銀行口座(普通預金)から引き出していたことが判明した。

\答え/

借方 金額 貸方 金額
現金過不足 10,000 普通預金 10,000

\解説/
全部はわからなかったが、10,000円分だけ原因が判明したとのことです。
普通預金からの引き出しだったということなので、以前に仕訳した現金過不足のうち10,000円分を普通預金に振り替えます。

もともとの仕訳では、現金過不足を貸方(右)に記載していたので、それを打ち消すように、今度は「現金過不足」を、借方(左)に記載します。

普通預金(資産)から引き出したということですので資産の減少ですね。「普通預金」を資産のホームポジションの逆側である貸方(右)に記載します。

まだ、10,000円分の不一致の原因が判明されていません。残りについてもとことん調査を続けます。そして、残りも原因が判明したら同じように振替えるための仕訳を行います。

答えを確認

 


なるべくズレがおきないように、しっかり管理することが大切です。未然に防ぎたいですね。
現金過不足についてのお話しはこれでおしまい。

次回は銀行の預金口座のお話しです。(小切手がまた登場しますよ。)

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