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vol.10 現金にも種類がある

会計(簿記)の世界では、どのようなものを「現金」と呼んでいるのでしょう?硬貨、紙幣はあたりまえ!その他にも小切手や為替証書なんてものもあるんです。それぞれどんなものかをご紹介いたします。

順列(P)や、組み合わせ(C)といった確率の話し…なんかは出てきません。
足し算、引き算(あと掛け算、割り算もちょっとだけ)ができれば大丈夫の簿記3級。気軽な気持ちで読んでくれたらうれしいです。睡眠前のひとときにでもどうぞ。

 

現金の種類

今はキャッシュレス決済が便利なので、あまり現金って持ち歩かない人が多くなりました。ネットで決済も主流になってきている時代ですので、馴染みない方も多いと思います。会社やお店をやっていると、いろんなタイプの現金が登場します。

そう、会計(簿記)の世界では現金にもいくつかの種類があるんです。

5円玉、10円玉、50円玉、100円玉、500円玉、1,000円札、2,000円札、5,000円札、10,000札。

ざっと並べるとこんな感じです。現金といえばこんなに種類がありますね。

じつは、会計(簿記)の世界では、これらを全部ひっくるめて「貨幣(かへい)」と呼ばれる、現金の中のひとつの種類として扱っています。他にもいくつかの種類があるんです。

会計(簿記)の世界では、銀行や郵便局などの「金融機関にもって行けば、すぐお金にかえてくれるもの」をひっくるめて現金と呼んでいます。

こうやって、すぐに貨幣に交換してくれるものを「通貨代用証券(つうかだいようしょうけん)」といいます。

通貨代用証券には「小切手(こぎって)」や、「為替証書(かわせしょうしょ)」などがあります。

 

これら、全部ひっくるめて現金です。勘定科目も全て「現金」を使います。今回は、仕訳のやり方というよりも、小切手や為替証券の存在を知って欲しいです。

 

まとめ

貨幣と通貨代用証券(つうかだいようしょうけん)がある。
通貨代用証券には以下の種類がある。
小切手(こぎって)
為替証書(かわせしょうしょ)
(↑タップして答えを確認)

 

小切手(こぎって)

お店や会社どうしの取引では小切手が使われることがよくあります。映画やドラマでみたことありませんか?お金持ちの人が「ここに好きなだけ金額を書きなさい。」といってテーブルの上にスッと差し出すシーンとか。

小切手は、金額を書き込む欄がある一枚の小さな紙なんです。銀行に「当座預金(とうざよきん)」という口座を持っていると、その銀行で「小切手帳(こぎってちょう)」と呼ばれる専用の用紙の束をもらう(購入する)ことができます。(当座預金や小切手については、別でもう少し詳しくご紹介いたします。)

 

小切手のイメージ

 

何かの取引をして、支払う側の人は、小切手帳から1枚をちぎりとり、金額などを記入して小切手を作成します。そして、相手に渡すことで現金と同じように使うことができるのです。「記入した金額を支払う約束をしたことを証明する紙」として扱われます。

受け取った人は、その小切手を銀行の窓口に持っていくと、その場ですぐに現金をもらうことができる仕組みです。即座に現金にかえることができるから「現金」として扱います。

その後、小切手を作成した人の銀行口座の残高から記載した金額が引かれます。

 

 

多額の支払いをする際、大量の現金を持っていくのは大変です。小切手は一枚の小さな紙なので、持ち運びが楽チンというわけです。とっても便利なので現金の代わりとして使われています。

ちなみに、小切手を作成することを「小切手を振り出す(ふりだす)」といいます。そして作成者のことを「振出人(ふりだしにん)」、受け取った人を「受取人(うけとりにん)」といいます。そして、小切手を銀行の窓口に持ってくる人を「持参人(じさんにん)」と呼んでいます。

受取人が誰であれ、銀行は持参人に対してお金を渡すのがルールです。

今後、映画やドラマで、小切手が登場したら、これらの用語が出てくるかチェックしてみてくださいね。

 

まとめ

記入した金額を支払う約束をしたことを証明する一枚の小さな紙のこと。
受け取った人は銀行窓口にもっていくと、その場ですぐに現金に取り替えてもらえる。
会計(簿記)の世界では「現金」として扱う。

(↑タップして答えを確認)

 

為替証書(かわせしょうしょ)

普通郵便として封筒に現金を入れて送ると法律違反って知ってましたか?宅配便やゆうパックもNGです。「為替証書(かわせしょうしょ)」とは、「郵便為替証書(ゆうびんかわせしょうしょ)」を略した呼び方で、法律違反にならないお金の送り方の一つです。
郵便為替証書には、「普通為替証書(ふつうかわせしょうしょ)」と「定額小為替証書(ていがくこかわせしょうしょ)」の2種類があります。

どのタイプの為替証書でも、ゆうちょ銀行や、郵便局の窓口で申し込むと証書を発行して相手に送ってもらえます。

受け取った人は、その証書を近くのゆうちょ銀行や郵便局の窓口に持っていくと、その場ですぐに現金を受け取ることができます。

お金を送る方法は、郵便為替証書の他にも「現金書留(げんきんかきとめ)」といって、専用の封筒に現金をそのまま入れて郵送する方法もあります。

お金を送る際、料金が一番安いものを選ぶと良いですね。

表を作りましたので参考までに。料金はちょいちょい変わりますので、詳しくはゆうちょ銀行や郵便局にお問い合わせください。

種類 送金額 手数料
現金書留 1通につき50万円まで、自由に決めることができる。 専用の封筒代21円
+普通郵便と同じだけの切手代(84円〜封筒の大きさや重さによる)
+435円
さらに、送金額5,000円毎に+10円
(消費税込み)
普通為替証書 1枚につき10万円まで、自由に決めることができる。 送金額5万円未満は437円
送金額5万円以上は662円
(両方とも消費税込み)
定額小為替証書 50円、100円、150円、200円、250円、300円、350円、400円、450円、500円、750円、1000円の12種類の中から選ぶ 定額小為替証書1枚につき、100円(消費税込み)

5,650円送りたい場合は、1,000円が5枚、500円が1枚、150円が1枚、合計7毎・・・700円の手数料です。

(※2020年6月27日現在)

 

あ、そうそう、遠くにいる人(お店や会社)にお金を支払うなら、現金書留や為替証書なんて使わずに銀行口座に振り込めばよいのになぁと思ったりしますよね。

理由は色々だと思います。相手が銀行口座を持っていない場合は必要ですね。

他にもよくあるのが、何かの手続きの手数料を送る場合です。
役所手続きなんかで現金支払いを受け付けず、為替証書が指定される場面があったりします。

 

まとめ

お金を送る手段の一つ、受け取った人はゆうちょ銀行や郵便局の窓口にもっていくと、お金を受け取ることができる。
会計(簿記)の世界では「現金」として扱う。

(↑タップして答えを確認)

 


現金の種類についてのお話しはおしまいです。
このページの下の方にリンクがありますのでタップして次に進んでください。

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